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自然素材の家とは?メリット・素材・性能をわかりやすく解説2026.01.19#コラム

自然素材の家とは?メリット・素材・性能をわかりやすく解説

自然素材の家とは?普通の家と何が違う?

自然素材の家とは、無垢材、漆喰(しっくい)、珪藻土、和紙、石など、化学合成されたものではない、天然由来の素材を主に使用した住まいのことです。

一般的な住宅との最大の違いは、素材の純度と経年変化にあります。

普通の家は、加工のしやすさやコストを優先し、接着剤を多用した合板やビニールクロスなどの工業製品(新建材)を主に使います。一方、自然素材の家は、素材そのものの質感を重視する点が特徴です。 工業製品は完成時が最も美しく、時間が経つと劣化していきますが、自然素材は使い込むほどに色艶が増す「経年美(エイジング)」を楽しめます。

自然素材は、素材そのものの呼吸による調湿効果があるため、湿度の変化が激しい日本の気候に自然素材はピッタリです。まるで森の中にいるような心地よい空気感を生み出すことができます。

なぜ自然素材の家が選ばれているのか

自然素材の家はいつの時代も一定数選ばれ続けており、根強い人気があります。なぜ、自然素材の家は選ばれ続けるのでしょうか。3つの主な理由をピックアップしました。

  • 健康への配慮
  • 住み心地の良さ
  • 長く住む家としての価値

健康への配慮

自然素材の家が選ばれる最大の理由は、室内の空気を健やかに保つ安心感にあります。

単に安全なだけでなく、住むだけでストレスが軽減されるような、五感に優しい環境が自然素材の家の特徴です。

主な効果を3つピックアップしました。

シックハウス対策 一般的な住宅で多用される接着剤や合成塗料には、アレルギーの原因となる化学物質(VOC)が含まれることがあります。天然素材はこれらをほとんど含まないため、化学物質過敏症やシックハウス症候群に晒されるリスクは最小限です。
カビとダニの抑制 漆喰や無垢材には、周囲の湿度に合わせて水分を吸放出する調湿機能があります。調湿機能による結露防止によって、アレルギー疾患の原因となるカビやダニの繁殖を抑制し、清潔な住環境を維持することができます。
リラックス効果 木の香りに含まれる成分「フィトンチッド」には、自律神経を整えるリラックス効果があります。

住み心地の良さ

自然素材の家の魅力は、五感で感じとることができる、究極の住み心地の良さにあります。

無垢材の床は、内部にたくさんの空気層を含んでいるため、熱伝導率が低いのが特徴です。冬でも足元の熱を奪われにくく、夏は湿気を吸って表面がベタつかないため、一年中さらりと素足で過ごせる開放感があります。

また、漆喰や珪藻土の壁が持つ調湿機能も大きな特徴です。湿度が高いときは水分を吸収し、乾燥すると放出します。漆喰や珪藻土が持つ天然のエアコン機能により、梅雨時の不快な湿気や冬の結露を軽減し、常に澄んだ空気環境を維持できます。

視覚的なぬくもりや、ほのかに香る木の香りは、日々のストレスを解きほぐすような極上の安らぎを与えてくれるでしょう。

長く住む家としての価値

自然素材の家が選ばれる理由の一つに、年月とともに価値が高まる経年美があります。単に長持ちするだけでなく、年月とともに美しさと価値が増していく経年美が楽しめるのは、自然素材の家の大きな魅力の一つです。

技術革新の賜物である新建材は、素材の特性上、完成時が最も美しく、後は古びて緩やかに劣化してしまいます。一方、無垢材は使い込むほどに深みのある飴色に変化し、漆喰は趣のある独特の風合いが増していきます。

傷や汚れさえも、家族の歩んだ歴史として味わいに変わるのが自然素材の家の強みです。

また、工業製品は一部が壊れると全体交換が必要な場合が多いですが、自然素材はメンテナンス性に優れています。無垢の床なら表面を削れば新しい面が現れ、漆喰も部分的な塗り直しが容易です。

適切な手入れをすることで、世代を超えて100年、200年と住み継いでいける「持続可能な資産」としての価値が、自然素材の家には宿っています。

自然素材の家のメリット・デメリット

自然素材の家を建てる際に押さえておきたい、主なメリットとデメリットを紹介します。

メリット

主なメリットは次の3点です。

健康的な空気環境を実現できる

自然素材の家は化学物質の放出が極めて少ないため、シックハウス症候群やアレルギーのリスクを最小化できます。漆喰や木材の持つ調湿・消臭効果により、常にクリーンで澄んだ空気を維持できる点は大きなメリットです。

年間を通して続く素肌の快適さ

無垢材の断熱性や漆喰の吸放湿性により、夏は素足でさらりと、冬はぬくもりを感じる空間を実現します。エアコンに頼りすぎない自然な温度・湿度調節は、繊細な感覚を持つ人のよきサポーターとなってくれるでしょう。

深い愛着と高い耐久性

時が経つほどに色艶が増す経年美は、住めば住むほどに深い愛着が沸いてきます。工業製品のように劣化するのではなく、味わい深く変化する自然素材の家は、適切な手入れによって長い間住み続けることが可能です。

デメリット

主なデメリットは次の3点です。

コストが高くなりやすい

自然素材の家は、素材そのものが希少であるため高価になりやすい傾向があります。加えて職人の手仕事を必要とするため、既製品を組み立てる一般的な住宅よりも費用が高くなることは避けられません。

良くも悪くも変化する

自然素材は生きています。乾燥や湿気によって「収縮」「反り」「割れ」が発生したり、床に傷がつきやすかったりするのは自然なことです。自然素材の変化を味わいではなく、欠陥と感じてしまう人にとっては、ストレスになる可能性があります。

工期が長くなりがち

素材を現場で丁寧に仕上げるため、一般的な住宅よりも工期が長くなるのが一般的です。家が完成した後は定期的なオイル塗装など、家を維持するためのメンテナンスに、ある程度の手間が必要です。

自然素材の家で使われる代表的な素材

自然素材の家で使用される代表的な素材を3点紹介します。

  • 木材・ヒノキの特徴
  • 漆喰・珪藻土
  • 自然素材系断熱材(セルロースファイバー)

木材・ヒノキの特徴

ヒノキは古来から日本の最高級建築素材として、さまざまな建物に使用されてきました。「自然素材の家と言えばヒノキ」と言っても過言ではありません。

ヒノキは木材の中でも屈指の耐久性を誇ります。伐採されてから200年ほど強度が上がり続けるという驚異的な特性を持ち、法隆寺などの歴史的建造物にも使用されてきました。

湿気に強く腐りにくいため、シロアリを寄せ付けにくいという、家を長持ちさせるための強さを備えています。

また、特有の香り成分「フィトンチッド」も注目ポイントの一つです。フィトンチッドは自律神経を整えるリラックス効果や、消臭・抗菌作用があります。まるで森林浴をしているような心地よさを室内に生み出します。

漆喰・珪藻土

消石灰を主原料とする漆喰は、空気中の二酸化炭素を吸って数百年かけて硬化し続ける素材です。強アルカリ性による高い抗菌・抗ウイルス作用があり、カビの発生を抑えます。耐久性が非常に高く、お城の壁のように外壁にも使用されるほどの強さです。

珪藻土は、調湿と消臭のスペシャリストです。植物性プランクトンの化石を主な原料としています。珪藻土は自ら固まる力がないため、のり(固化材)を混ぜて仕上げます。

珪藻土の特徴は、漆喰をも凌ぐ圧倒的な吸放湿能力です。ミクロの穴が湿気やニオイを強力に吸着し、室内を常に快適な湿度に保ちます。ざらっとした土壁らしい、素朴で温かみのある質感も魅力の一つです。

自然素材系断熱材(セルロースファイバー)

セルロースファイバーは、新聞古紙などの天然木質繊維をリサイクルして作られる断熱材です。呼吸する断熱材とも言われています。

セルロースファイバーは木質繊維特有の性質により、周囲の湿度に合わせて湿気を吸放出できる特徴を持っています。壁内の結露や、カビやダニの発生には、セルロースファイバーが効果的です。防虫効果もあり、シロアリやゴキブリを寄せ付けにくい特性も持っています。

また、高い密度で壁の中に隙間なく吹き込むため、一般的な断熱材よりも遮音性が高く、外の騒音を劇的に軽減する効果もあります。夏は涼しく冬は暖かい、安定した室温をもたらしてくれるでしょう。

ホウ素が配合されているため、新聞紙が原料でありながら燃えにくく、万が一の火災時も有毒ガスが出ない点も見逃せないメリットです。

自然素材の家が向いている人・向いていない人

「自然素材の家特有の変化を許容できるか」が、向き不向きのポイントです。

自身の健康に不安のある人で、アレルギーや化学物質過敏症のリスクを減らしつつ、澄んだ空気の中で暮らしたい人には、自然素材の家がピッタリです。木の香りや足触りの良さ、年月とともに色艶が増す「経年美」を大切な思い出としたい人にもおすすめできます。

一方で、木の割れや反り、壁の細かなヒビを欠陥として見てしまう人には、おすすめできません。常に新品のようなきれいな状態を保ちたい方には、お手入れの簡単な新建材の住宅が適しています。

自然素材の家を建てるときに失敗しないポイント

あらかじめ自然素材が持つクセを十分に理解しておきましょう。また、施工会社選びも大事なポイントです。

天然の木は動き、塗り壁には微細なひびが入ることもあります。事前に築数年経ったモデルハウスなどを見て、経年変化を確認しておくことが大切です。あらかじめ確認しておけば、理想とのギャップを埋めることができます。

自然素材の扱いは、既製品を組み立てるのとは異なり、職人の熟練した技術が必要です。施工会社選びにおいては、素材の特性を知り尽くし、デメリットや手入れの方法まで正直に説明してくれる会社を選びましょう。

すべての場所に最高級品を使うと予算オーバーになりがちです。「家族が長く過ごすリビングだけは無垢材と漆喰にする」など、メリハリをつけることで賢く満足度を高められます。

まとめ・河井林産 株式会社について

経年変化をともなう自然素材の家は、家族の歴史そのものと言っても過言ではありません。人間の生活に優しく寄り添ってくれる自然素材の家は、かけがえのない人生のパートナーとなってくれるでしょう。

河井林産は地元岡山にて、大正5年の創業から100年にも及ぶ長い間、天然木を使用したあたたかい家を提供し続けてきました。定期開催しているイベントでは、実際に建てられた自然素材の家をモデルハウスとして見学することもできます。

自然素材の家に触れてみたい方は、ぜひ、お気軽にお越しください。

家づくりの際は、土地探しから、ご予算に合わせたプランのご提案など、お客様のライフスタイルに寄り添った家づくりをサポートいたします。



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