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平家のメリットやデメリットとは?快適な暮らしのためのポイントも紹介2025.04.07#コラム

平家のメリットやデメリットとは?快適な暮らしのためのポイントも紹介

マイホームの建築を検討している人の中には、昨今人気急上昇中の平屋が気になっている人も多いのではないでしょうか。平屋は生活動線の確保のしやすさの他に、解放的な天井を演出できるなどのメリットがあります。
室内と外との一体感を得られることから、充実した庭を持ちたい人にもおすすめです。
本記事では、平屋のメリットとデメリットを説明しつつ、平屋で快適に生活するためのポイントも説明しています。
これから平屋を建てたいと考えている方は、ぜひ記事内容をご確認ください。

平屋とは

平屋は、一階だての家の総称です。二階へ上がる階段は設置されておらず、リビングや寝室、子供部屋、バスルームなどがすべてワンフロアにまとまっています。
元来日本では、平屋は昔からある伝統的な住宅の形式で、多くの家が平屋作りでしたが、現代では限られた敷地を有効活用するために、2階建てや3階建て、マンションなどが主流となりました。

平屋人気の高まり

しかし昨今では、コンパクトにまとまった間取りや、勾配天井など設計の自由度の高さから、平屋が選ばれる機会も増えつつあります。
国土交通省がまとめた「建築着工統計調査」によると、新築の居住専用住宅の戸建てにおいて、平屋が占める割合は2013年は約7.3%でしたが、2023年には約15.2%と10年間で2倍以上となりました。

平屋が選ばれるようになった背景には、郊外でも仕事ができるライフワークバランスの変化や、核家族化、バリアフリー対策のしやすさなどが挙げられます。今後は、上下の移動が少ないコンパクトな平屋が選ばれる機会が、より一層増えていくかもしれません。

平屋のメリット

平屋で生活するメリットを7つ、ピックアップしてみました。

● 階段がない
● 動線がコンパクトで家族間のコミュニケーションが取りやすい
● 地震や台風に強い
● 間取りと外観の自由度の高さ
● 光熱費を抑えられる
● 2階建てよりもメンテナンス費用が安く済む
● 外との繋がりを感じられる

階段がない

平屋は階段がないため、上下の移動の必要がなく、デッドスペースができにくい点がメリットです。一般的に階段やホールの部分に必要とされるスペースは4〜5畳ほどとされています。平屋ならデッドスペースを趣味の部屋や、収納に活用することも可能です。
また、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、階段での転倒や段差でのつまづきによるけがのリスクが減る点も見逃せないポイントです。
老後生活に最適なバリアフリー化も、平屋の家ならそれほど難しくありません。長い間生活することを考慮すると、平屋を選択するメリットは際立つばかりです。

動線がコンパクトで家族間のコミュニケーションが取りやすい

平屋は、すべての間取りがワンフロアにまとめられているため、家事動線や生活動線がコンパクトにまとまります。洗濯物を干すためにわざわざ2階へ上がる、という動きも必要ありません。部屋どうしの距離が近いことから、家事の効率が良い点もメリットの一つです。
部屋どうしが近いため、良好な家族とのコミュニケーションを維持することも難しくありません。家族の気配を感じやすく、子どもが大きくなって自分の部屋を持つようになっても、ディスコミュニケーション状態に陥る可能性は低いです。

地震や台風に強い

地震や台風が多い日本では、平屋造りがマッチしています。平屋は2階部分の重さが1階にかかることがないため、安定性と耐震性がアップします。建物の高さが低く、風の影響を受けにくいことも合わせて、災害時には高次元の安全性を確保できます。
台風が多い地域に家を建てる場合は、嵐による影響を最小限に抑えるために、平屋の建築を検討した方が良いかもしれません。

間取りと外観の自由度の高さ

平屋は2階を支えるための柱や壁を設置する必要がないため、開放的な空間や間取りを造りやすい特徴があります。平屋ならではの外観や自由度の高さを実現しやすいのは、大きなメリットとなるでしょう。

家の形はシンプルな形状だけでなく、ロの字やコの字、L字など変わった形にすることもできます。その他には、勾配天井にして高さを確保するだけでなく、ロフトや屋根裏部屋など、秘密基地のようなスペースを作ることもできます。

光熱費を抑えられる

ワンフロアの平屋は、階層ごとの寒暖差が生じにくいことから、冷暖房にかかる光熱費を抑えやすいメリットがあります。トイレなどの水回り関連設備も一つにまとめられるため、2階建て、3階建てに比べると水道料金の抑制にも効果的です。

平屋の大きな屋根があれば、太陽光パネルを設置して、太陽光発電による電気代の節約もできます。太陽光発電ができれば、電気代の節約の他に、売電収入を得ることも可能です。蓄電池があれば、災害時でも一時的に停電を凌ぐこともできます。

2階建てよりもメンテナンス費用が安く済む

一戸建てには、5年〜10年おきに外壁や屋根のメンテナンスが必要です。高所作業車には足場設置費用がかかりますが、平屋なら足場の設置費用がかかりません。諸経費を抑えつつメンテナンスができる、というわけです。
必ずしもメンテナンス費用を抑えられる、というわけではありませんが、2階建てに比べて劣化する箇所も少ないため、結果としてランニングコストを抑えられる可能性は高いです。

外との繋がりを感じられる

専用の庭や屋外スペースを設けることが難しいマンションに比べて、平屋なら庭や駐車スペースを広げつつ、家の外でも利用できる空間を確保することができます。平屋なら外に出る動きもスムーズです。室内と庭の繋がりをよくするためにウッドデッキを設けると、より庭との一体感を感じつつ、生活できます。

平屋のデメリット

想定される平屋のデメリットを5つピックアップしてみました。

● 広い土地を確保が必要
● 風通しと日当たりが確保しにくい可能性がある
● セキュリティとプライバシーの確保が必要
● 浸水のリスクがある
● 固定資産税が高くなる

広い土地を確保が必要

平屋は1階部分にすべての間取りを組み込む必要があるため、広い土地の確保が必要です。広い土地を確保するための取得費用は2階建てよりも高くなります。また、コストのかかる屋根や基礎の面積が広くなることから、建築費用も割高になりがちです。

風通しと日当たりが確保しにくい可能性がある

1階部分にしか建物がない平屋の周りに2階建て以上の建物ができると、すべての部屋に日差しが届きにくくなる可能性があります。同じ理由で周りの環境次第では風通しが悪くなることも考えておく必要があります。
庭も含めてある程度の広さの土地を確保することで、日当たりと風通しのデメリットを解消できる可能性は高いです。

セキュリティとプライバシーの確保が必要

平屋は2階建てに比べると人目に晒されやすいことから、プライバシー確保とセキュリティ対策が必要です。プライバシーの確保には、オープン外構の設置などが有効です。
大きな窓を多く設置してしまうと、泥棒の格好の標的になってしまいます。窓の設置を工夫しつつ、防犯ガラスを使うなどの工夫は必要となるでしょう。小さな窓には面格子を設置するのも有効な方法です。

浸水のリスクがある

近くで洪水が発生した場合、平屋だと2階に逃げることはできません。水害発生時は早めに避難することを想定しておく必要があります。
また、水害によって家財道具が丸ごと水浸しになる可能性があります。平屋を建築する場合、まずはハザードマップで水害のリスクを確認しておいた方が良いでしょう。
水害の危険性が低い場所でも、念の為、基礎の段階で水害対策を施しておくとより安心です。

固定資産税が高くなる

平屋は二階建てに比べて土地の面積が広くなることや、屋根や壁に多くの資材を使用することによる資産価値の高さを理由に、固定資産税が高く設定されます。2階建てよりも固定資産税が高くなってしまうのは、致し方ありません。
できるだけ、安い土地を選ぶ、使用する資材をできるだけシンプルにするなどして、固定資産税を抑えることはできます。

平屋が向いてる人

平屋が向いてる人

平屋での生活がぴったりマッチしそうな方は、次の通りです。

● 専用の庭で家庭菜園やガーデニングを楽しみたい
● 暮らしやすい間取りとコミュニケーションの確保は譲れない
● バリアフリー化の計画がある

平屋の建築は2階建てに比べると割高になりがちですが、長きに渡って安全かつ快適な暮らしがしたい、という方には平屋がぴったりです。家族に近々バリアフリー化が必要な高齢者がいる場合は、平屋を選んだ方が良いかもしれません。
また、外との一体感が強いことから、自然を身近に感じられる強みもあります。家庭菜園やガーデニングが趣味、という方にも最適です。

平屋で快適に暮らすために

平屋がもつ数多くのメリットを活かすためには、できる限りデメリットをメリットでカバーしたいところです。平屋で快適に暮らすために気をつけたい点や工夫したいポイントをピックアップしてみました。

● 間取りを工夫して風通しや日当たりを確保する
● セキュリティ対策を考えておく
● 天井を高くして開放感を演出する
● 中庭を作る

間取りを工夫して風通しや日当たりを確保する

平家の日当たりと風通しの問題は、間取りの工夫によってある程度カバーできます。土地の形や日差しの入り方、風の向きを考慮しつつ、快適性を確保したいところです。
日当たりと風通しを確保するための一例として、天窓など、できるだけ高いところに窓を設置する方法があります。
その他には、壁の高い箇所に設置するハイサイドライトも、採光と風通しの確保に最適です。

セキュリティ対策を考えておく

セキュリティ対策のポイントは、音・光・時間・人の目です。対策する内容は平屋でも2階建てでもあまり変わりはありませんが、侵入経路が多い平屋は2階建てよりもセキュリティに気を遣う必要があります。
具体的には、家の周りに踏みしめると音がでやすい玉砂利を敷き詰める、人感センサー付きライトを設置するなど、音や光で変化がわかる工夫などが考えられます。万全なセキュリティをアピールするために、監視カメラを設置する方法も有効です。
敷地の様子を外から確認しやすいオープン外構にして、あえて人目につきやすくする方法もあります。

天井を高くして開放感を演出する

平家の良さを活かしつつ、より開放感を感じたい場合は、リビングの天井を勾配天井にしたり、小屋裏の一部を吹き抜けにしたりするなどして、開放感を演出すると良いです。
床を一段低くしたロースタイルリビングに組み合わせると、より天井が高く感じられるでしょう。大きな窓を設置すれば、光や風通しによってより一層、開放感を感じることもできます。

中庭を作る

中庭を設置すると、よりプライベートな感覚で庭との一体感を感じることができます。
中庭があれば日当たりをよくすることもできますし、風通しをよくする効果も期待できます。

中庭を設置するときに考えられる間取りは、ロの字型・コの字型・L字型などです。周辺環境を考慮しつつ、最も適した間取りを選ぶことになります。
それぞれの間取りのメリットとデメリットを一覧表にまとめてみました。

  メリット デメリット
ロの字型 ・プライベートな庭ができる・適切な採光が期待できる ・建築費用が割高になる・生活動線が長くなりがち
コの字型 ・プライベートな庭ができる・適切な採光が期待できる ・間取りが限定されてしまう
L字型 ・中庭が作りやすい・開放感がある ・プライバシーの確保に苦労する可能性がある

まとめ

平屋は、生活のしやすさと開放感のある天井、プライベート感溢れる庭と家との一体感など、マイホームの夢をいくつも実現できる強みを持っています。一方で、周辺環境次第では採光や風通しの問題が発生することもあります。2階に比べて侵入経路が多いことから、セキュリティへの配慮も必要です。

メリットの一方でデメリットも抱える平屋ですが、建築段階のリサーチと工夫である程度は解消できるでしょう。こだわりの空間は平屋でも十分実現できます。充実の家庭菜園を作ってみたい方には、特に平屋はおすすめできます。

平屋の建築を検討する際は、ぜひ河井林産不動産のハウスブランド「カワイハウス」をご指名ください。河井林産不動産は、岡山県津山市で創業から110年続く工務店です。これまでに、裸足で暮らせる家をコンセプトとしたカワイハウスを数多くのオーナー様へ届けてきました。

地域の風土や生活に最適化されたカワイハウスを提供できるのは、長年地域に根差した家づくりを続けてきた、河井林産不動産ならではの強みです。新築からリフォームの相談まで、住まいに関するあらゆる内容に対応しておりますので、家の建築をご検討の際はぜひともお声がけください。
 
 



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