注文住宅でペットとの快適な生活を実現!設計のポイントや導入したい設備を紹介2025.09.19#コラム

「夢の注文住宅をオーダーするときは、なんとしてもペットとの快適な生活も実現させたい!」このように、長い間大切なペットと人間との理想的な生活を思い描いている方も多いのではないでしょうか。
賃貸住宅や分譲住宅では、ピンポイントに叶えたい間取りや設備を実現することはできません。ある程度の妥協点は必要です。
しかし、注文住宅なら理想とするペットとの生活を実現できる可能性は高いです。
この記事では、ペットとの理想の生活を実現するにあたって、押さえておきたい設計ポイントを紹介しています。これから注文住宅のオーダーを検討している方は、ぜひ記事内容を参考にしてみてください。
Contents
ペットとの暮らしに注文住宅はピッタリ!

注文住宅は、ペットの習性や体の大きさに合わせた間取りや設備を自由に設計できます。こだわり抜いたペットとの暮らしを実現するには、注文住宅以外の選択肢はありません。
具体的には、滑りにくい床材で足腰への負担を減らしたり壁にキャットウォークを設置したりするなど、動物に合わせた設計も思いのままです。
また、散歩後の足洗い場や、ペット専用の収納スペースなど、日々の生活を快適にする設備も自由に設置できます。
注文住宅なら人とペット、お互いが安全で快適に暮らせる世界に一つだけの家づくりを叶えてくれるでしょう。
ペットが暮らしやすい間取りと動線の計画

ペットとの快適な暮らしを実現するには、最初の間取りと動線の計画が大切です。
間取りと動線の設計にて気をつけたいポイントを以下、3点紹介します。
- リビングにはペットの居場所も確保
- ペットにとって安全かつストレスのない動線
- ペットが落ち着ける隠れ家空間も作っておく
リビングにはペットの居場所も確保
リビングは家族が集まる場所です。家族の一員であるペットも安心して過ごせる居場所を確保しましょう。
ケージやベッドを置く専用スペースをあらかじめ計画しておけば、リビング全体がすっきりとした印象になります。部屋全体を見渡せる場所を確保してあげると、ペットも安心です。
ペット専用の動線を取り入れることで、帰宅時の足洗いなどがスムーズになり、人とペット双方のストレスを軽減します。
ペットにとって安全かつストレスのない動線
ペットとの暮らしを快適にするには、安全でストレスのない動線が重要です。
玄関からすぐにペット専用の洗い場や足拭き場へ向かえるような動線を確保しておけば、散歩帰りの手間が大幅に省けます。
また、リビングや寝室など、ペットが自由に動き回る場所では、家具の配置を工夫して安全に遊べるスペースを作りましょう。人との動線とペットの動線を分けることで、お互いが邪魔にならず、スムーズな生活を送ることができます。ペットが暮らしやすい動線を取り入れた家づくりは、人にとっても快適な空間です。
ペットが落ち着ける隠れ家空間も作っておく
家族の一員であるペットにも、落ち着いて過ごせる自分だけの空間が必要です。動物は来客時や工事中など、いつもと違う状況におかれるとストレスを感じてしまいます。安心して過ごせる隠れ家的なスペースを間取りに組み込みましょう。
例えば、階段下のデッドスペースや、クローゼットの一部を利用すると、ペット専用の落ち着ける場所を作ることができます。落ち着ける隠れ家空間を作ってあげると、ペットも安心です。ペットの性格や行動パターンを考慮した、きめ細やかな配慮をしてあげましょう。
床材と壁材はお手入れのしやすさ重視で選ぶ

床材と壁材は特に汚れが目立ちやすく、傷つきやすいです。素材を選ぶときはお手入れのしやすさを重視するようにしましょう。
素材選びと活用のポイントを2点紹介します。
- 床材は滑りにくく傷に強い素材を
- 壁材は傷がつきにくい工夫が必要
床材は滑りにくく傷に強い素材を
ペットとの暮らしを考えた家づくりでは、床材選びが非常に重要です。滑りやすい床は、ペットの足腰に大きな負担をかけ、脱臼やヘルニアの原因になることもあります。床材は滑りにくい加工が施されたフローリングや、クッションフロア、タイルなどの素材が適しています。
また、犬や猫の爪による傷や、粗相の汚れにも強い素材を選ぶことが大切です。最近では、ペット対応のコーティングを施したフローリングや、水や傷に強いタイルなどが販売されています。安全で清潔な空間を保つためにも、お手入れのしやすさと耐久性を兼ね備えた床材を選びましょう。
壁材は傷がつきにくい工夫が必要
ペットを室内で飼う場合、何も対策していないと壁の引っかき傷や汚れに悩まされることになります。特に猫の爪とぎや、犬が興奮したときに壁を引っかいてしまうことは珍しくありません。
注文住宅では、壁の傷を未然に防ぐための工夫が可能です。
例えば、ペットが届く範囲の壁に腰壁を設けたり、傷に強い「表面強化壁紙」やタイル、ホーローパネルなどを採用することで、壁のダメージを大幅に軽減できます。
さらに、消臭・調湿効果のある塗り壁材などもおすすめです。これらの素材は、見た目の美しさを保ちながら、ペットと人が快適に暮らせる空間を実現してくれます。
人間とペットの暮らしを快適にしてくれる設備選び

人間とペットの暮らしをより快適にするには、ある程度の設備投資も必要です。押さえておきたい設備投資のポイントを3点紹介します。
- ニオイ対策と温度管理のための空調設備
- あると嬉しいペット専用の設備
- ペット用品をスッキリまとめられる収納設備
ニオイ対策と温度管理のための空調設備
ペットと人間がストレスなく共に暮らすには、ニオイ対策と温度管理は欠かせません。
ペットのニオイが気になる場合は、高性能な換気システムや、消臭・調湿機能のある建材を採用することで、室内の空気を清潔に保つことができます。また、ペットは体温調整が苦手なため、特に夏場や冬場の留守番中は注意が必要です。
スマートエアコンや床暖房などを導入すれば、外出先から室温をコントロールでき、常に快適な環境を保てます。ペットが心地よく過ごせる空間は、飼い主にとっても快適な空間となるでしょう。最新の設備を上手に活用して、人とペット双方にとって理想的な住まいを実現しましょう。
あると嬉しいペット専用の設備
注文住宅なら、ペットとの生活をより快適にするための専用設備を設けることができます。例えば、散歩帰りに便利な玄関の足洗い場は、室内に汚れを持ち込まず、お手入れの手間を減らしてくれます。
その他には、壁に設置する猫専用のキャットウォークやステップもおすすめ設備です。上下運動で運動不足を解消し、ストレス軽減にもつながります。
さらに、ペットドアを設ければ、ドアの開け閉めを気にせず自由に部屋を行き来でき、人もペットも快適に過ごせます。
ペット用品をスッキリまとめられる収納設備
ペット用品の収納場所をあらかじめ計画しておけば、家の中をすっきり維持することができます。ドッグフードやおやつ、おもちゃ、お手入れ用品など、ペットと暮らす上で必要なアイテムは意外と多いものです。
注文住宅なら、ペット関連のアイテムをまとめて収納できる専用のスペースを設置できます。
例えば、キッチンやリビングの一角に、ペット用品専用の引き出しや棚があれば、生活動線を邪魔しません。必要なときにサッとアイテムを取り出せます。
また、リードやハーネスは玄関近くに専用のフックを用意しておくと便利です。すっきりとした空間は、日々の暮らしをより快適にしてくれるでしょう。
室内外の安全性を重視した庭・窓・外構

ペットの安全を確保するためには、庭や窓、外構のチェックと設備強化も欠かせません。
詳しい対策内容を2つのポイントにて説明します。
- 窓は脱走防止と安全対策を考慮
- 安心して遊べる庭とバルコニー
窓は脱走防止と安全対策を考慮
ペットの安全確保のため、窓の設置はとても大切です。特に猫は高い場所を好むため、思わぬ場所から脱走してしまう可能性があります。
窓の開閉タイプにひと工夫加えて、ペットが乗り出せないような設計しましょう。また、網戸は破れにくい強化タイプを選ぶと安心です。さらに、バルコニーや庭に面した大きな窓を設置する際は、フェンスや柵を設けて脱走を防ぐ工夫も必要です。
家族の一員であるペットが安心して過ごせるように、脱走防止と安全対策を考慮した窓の配置と仕様を、設計段階でしっかり検討しましょう。
安心して遊べる庭とバルコニー
ペットと安心して過ごせる庭やバルコニーは、日々の生活を豊かにしてくれます。特に、犬を飼っている場合、外でのびのびと遊べるドッグランスペースがあると運動不足解消になります。
庭やバルコニーを設計する際は、脱走防止のためのフェンスや柵をしっかりと設置することが重要です。また、足に優しい人工芝やウッドデッキを採用すれば、ペットの足腰への負担を軽減できます。
室内から直接庭に出られる動線にしておけばペットにとっても人にとっても、より快適な空間となるでしょう。
ペットとの快適な生活を実現してくれるアイテム

ペットとの快適な生活を実現するために、是非とも取り入れておきたいアイテムを3つ紹介します。
- ドアクローザー
- マット・カーペット
- 自動センサー付き天井換気扇
ドアクローザー
ドアクローザーは、ドアが勢いよく閉まるのを防ぎ、ゆっくりと静かに閉めるための装置です。ドアクローザーの設置によって、ペットがドアに体を挟んでしまうといった事故を未然に防ぐことができます。
風通しのためにドアを開けっ放しにしたい時や、ペットが頻繁に出入りする場所のドアに設置すると効果的です。
衝撃音を抑える効果もあるため、大きな音に敏感なペットのストレス軽減にも役立ちます。些細な工夫ですが、ドアクローザーがあれば、ドアによるペットの事故は大幅に軽減されるでしょう。
マット・カーペット
股関節や膝など関節への負担を和らげるために、マットやカーペットをうまく活用しましょう。フローリングなど滑りやすい床の上では、ペットが滑ってしまい、股関節や膝などの関節に負担がかかることがあります。ペットがよく通る動線や、よく遊ぶスペースに敷いておくと、大きな負担軽減につながります。
また、マットやカーペットは、爪による床の傷つき防止や、粗相の汚れから床を守る役割も果たしてくれます。最近では、手軽に洗濯できるタイプや、消臭機能が付いているものも多く販売されていますので、用途に応じて最適なものを選びましょう。
自動センサー付き天井換気扇
犬や猫特有の匂いが気になる方には、自動センサー付き天井換気扇がおすすめです。
自動センサー付き天井換気扇は、ニオイや湿気を感知して自動的に運転を開始し、室内の空気をきれいに保ってくれます。
ペットが留守番している間も、ニオイがこもることなく、常に快適な環境を維持できます。
また、手動でスイッチを入れる手間が省けるため、忙しい飼い主さんにとっても便利なアイテムです。清潔で心地よい空間は、ペットだけでなく、人も快適に暮らすための大切なポイントです。
まとめ

ペットにも人間にも優しい夢のマイホーム建築は、注文住宅なら実現できます。ペットにとって快適な間取りと動線を確保しつつ、床材や壁材に一工夫凝らせば、ペットと人に快適な家に近づきます。
また、専用設備を投入できれば、より理想の家を実現できるでしょう。
カワイハウスでは、地元岡山の木材をふんだんに使った優しい住まい作りをモットーに、今までに数多くの注文住宅をお客さまへ提供してきました。
人に優しい天然木材は、人間だけでなく動物にも優しく寄り添います。理想のペット専用設備も、カワイハウスの注文住宅なら柔軟に対応可能です。 憧れのペットとの快適な生活を実現したい方は、ぜひ一度カワイハウスへご相談ください。お客さまの理想を細かくヒアリングし、夢の注文住宅建築に尽力させていただきます。